あかるい未来をきりひらく~エネルギー問題の救世主~

アンモニアは、100年以上前から私たちの衣食住を大きく変え、支えてくれる化学物質でした。
特に世界の人口増加には、アンモニアを原料とした窒素肥料が大きな役割を果たしました。

そしてこれからは、エネルギー問題においても
活躍が期待されています。

救世主!?
アンモニアと人類の歴史

  • 1850

    冷媒として活躍

    冷蔵機や冷凍機は物質(冷媒)が気体になるときに温度が下がる現象を利用してものを冷やします。
    冷蔵機・冷凍機が実⽤化された当初からアンモニアは冷媒として活躍。その後フロン冷媒が広く用いられるようになりましたが、今でも工業用の大型装置や家庭用のワインクーラー、人工衛星などの宇宙開発用機器の冷却にはアンモニアが用いられています。

  • 1913

    窒素肥料が食糧危機を救う

    小麦などの作物は、土の中の窒素を取り込んで育ちます。土の中の窒素が使い果たされると作物が育たなくなってしまうため、かつては畑を1年ごとに休ませたりして土の中の窒素を回復させていました。つまり広い土地があっても、その1/2か1/3の面積でしか作物を育てられなかったのです。
    しかし窒素肥料の原料となるアンモニアの大量合成法が発明されると、畑の窒素不足は一気に解消。世界の穀物生産量は飛躍的増加、世界の人口もぐんと増えました。

  • 1939

    合成樹脂の時代を支える

    アンモニアは合成樹脂の製造に欠かせません。ナイロンの原料となる「カプロラクタム」の中間原料や、アクリル繊維や合成ゴムの主原料である「アクリロニトリル」の材料としても使われています。
    これら合成樹脂は、衣料品から家電、医療用品、自動車や住宅の部品など幅広い用途で用いられています。

  • 2025

    エネルギー問題の救世主に

    炭素を含まないアンモニアは、燃やしても二酸化炭素を出しません。
    二酸化炭素は出さないものの自然条件の影響を受ける不安定な再生可能エネルギーを、水素キャリアであるアンモニアに変換すれば、安全で効率的なエネルギーの輸送・備蓄・利用が可能です。

まさにいま、化石燃料の代わりにアンモニアを燃料として導入するためのプロジェクトが進行中です。
詳しくは「あしたのあかりアンモニア ~近づく本格利用~」をご覧ください。

あしたのあかりアンモニア
~ 近づく本格利用~

もっと詳しく 実はすごいアンモニア

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    ~ 実は身近で大活躍 ~

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